【内覧会レポ】「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展」ミッフィーと、17世紀オランダの名画に出会う

記者内覧会に登場したミッフィー
撮影:『映画とわたし』編集部

2026年8月21日(金)~ 9月27日(日)までの期間、大阪中之島美術館(大阪市北区)にて、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が所蔵するフェルメール作品やオランダ風俗画を紹介する展覧会「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日」が開催されます。

本展では、17世紀オランダ絵画を代表する画家 ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》《ディアナとニンフたち》をはじめとするマウリッツハイス美術館所蔵12作品が展示されます。さらに、展示室の随所には本展アンバサダーのミッフィーが描かれた解説パネルが登場。作品の見どころを学びながら、ミッフィーと一緒に17世紀オランダの名画との出会いを楽しめるような工夫が施されています。

本記事は、特別な取材許可を得て掲載しています。記事内の写真は、20日(木)に開催された記者内覧会で撮影したものです。

17世紀オランダ絵画の名品を巡る旅

本展では、マウリッツハイス美術館が所蔵するフェルメール作品のうち《真珠の耳飾りの少女》と《ディアナとニンフたち》の2点が展示されます。

《真珠の耳飾りの少女》は、2012年に開催された「マウリッツハイス美術館展」以来、実に14年ぶりの来日となります。今回の来日は、マウリッツハイス美術館の改修工事による臨時休館に伴い実現。同館のマルティネ・ゴッセリンク館長は「当館にとって、この『少女』の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、おそらくは最後となるであろう特別な機会です」と話します。

ヨハネス・フェルメール
《真珠の耳飾りの少女》

1665年頃 マウリッツハイス美術館

編集部レポ

特に印象的だったのが、少女のまなざし。正面からはもちろん、左右に見る位置を変えてみても、不思議とずっと目が合っているように感じるのです。そして、“光の魔術師”とも称されるフェルメールならではの、巧みな光の表現にも注目。《真珠の耳飾りの少女》には、「ポワンティエ」と呼ばれる点描のような光の表現が随所に見られ、その繊細な輝きと艶やかさに思わず見惚れてしまいます。

西洋美術において、「真珠」は純潔や愛などを象徴するモチーフとして描かれてきたといいます。暗い背景の中で光を受ける大粒の真珠は、少女のまなざしとともに強く目を引き、その存在が作品の美しさをより一層引き立てているように感じました。

これまで写真や印刷物で何度も目にしてきた、あまりにも有名な一枚。“本物”を目の前にすると、比べものにならないほどの感動がありました。

ブルーで統一された広い展示室の中央に、スポットライトを浴びる一枚の絵画。その佇まいは静かながらも圧倒的な存在感を放ちます。まさに《真珠の耳飾りの少女》とじっくり向き合うための特別な空間がつくり出されています。

展示室では、《真珠の耳飾りの少女》を描くためにフェルメールが使用した10種類の顔料も紹介。目やターバン、耳飾り、唇など、作品の中でも特に印象的なパーツに焦点を当てた解説もあり、細部までじっくりと紐解くことができます。

ヨハネス・フェルメール
《ディアナとニンフたち》

1653–1654年頃 マウリッツハイス美術館

本展では、フェルメールの作品2点に加え、10点の作品を展示。歴史画、肖像画・トローニー、風俗画、教会内景画、風景画、静物画の6つのテーマで構成され、来場者をマウリッツハイス美術館の世界へと誘います。

さらに、全長20mにもおよぶ映像でフェルメールの光の世界を感じる、ここでしか味わえない特別な体験も。世界中に点在するフェルメールの全作品が実際の比率に基づいて集結するほか、拡大投影で《真珠の耳飾りの少女》の魅力に迫る演出など、デジタルならではの迫力ある展示体験で名画鑑賞への期待を高めます。

展覧会を盛り上げるオリジナルグッズにも注目!

「大阪中之島美術館フェルメール・ショップ」では、本展の世界観を味わえるコラボレーションやオリジナルグッズが登場。本記事では、その一部をご紹介します。

■ミッフィー

《真珠の耳飾りの少女》を思わせるターバンと衣装をまとったミッフィーのぬいぐるみやマスコットをはじめ、「ブルーナカラー」の4色をベースに制作されたポストカード、ステッカー、ノート、クリアファイルが登場します。

※通販の予定はございません。

■葬送のフリーレン

アクリルスタンド、アクリルマグネット、トートバッグ、アクリルアートパネルなど、展覧会限定デザインのアイテムが登場します。8月下旬ごろからは、ECサイト「サンデープレミアムSHOP」にてグッズの予約販売を開始予定、さらにEC限定で完全受注生産の額装付き複製画も販売予定です。

※詳細は公式サイトをご確認ください。

■タグスワーキングパーティ(TAGS WKGPTY)

マウリッツハイス美術館とTAGS WKGPTY PRODUCTIONS®によるオフィシャルコラボレーションコレクションが登場。X線調査による下描きや作品構造、美術館建築などから着想を得て構成されたグラフィックを用いたTシャツや半纏、雑貨が並びます。


このほかに「リーガロイヤルホテル」「アンリ・シャルパンティエ」「太陽ノ塔洋菓子店」「サクマドロップス」といった人気ホテルや菓子ブランドとのコラボレーションなども展開されます。一部のオリジナルグッズは、通販サイトでも販売予定。グッズに関する注意事項については、展覧会公式サイト(https://vermeer2026.exhibit.jp)をご確認ください。

取材・撮影・文/ Maika (『映画とわたし』)

開催概要

フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展
17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日

チケットに関する情報は、展覧会公式サイト(https://vermeer2026.exhibit.jp)をご確認ください。

会期2026年8月21日(金)~ 2026年9月27日(日)
会期中無休
開館時間午前9時30分~午後5時 (入場は午後4時30分まで)
※金曜日、9月6日、9月8日、9月12日~9月16日、9月19日~9月27日は午後8時まで(入場は午後7時30分まで)
会 場大阪中之島美術館 5階展示室
大阪市北区中之島4-3-1

※本記事に掲載している内容は、予告なく変更となる場合があります。

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