ジブリパーク「青春の丘」内覧会レポート【第2弾】『耳をすませば』の“地球屋”の中へ。夢が叶う、特別な場所

地球屋

『耳をすませば』で主人公・月島雫が偶然たどり着いた、アンティーク家具や時計の修理・販売を行うお店「地球屋」。木造一部鉄筋コンクリートの建物で、実際に中に入ることができます。

お店の外には「地球屋」の看板や、天沢聖司の自転車とジャケットまで置いてありました。細部まで作り込まれた世界観に、ただただ感動です。

■「地球屋」2階

入口を入るとすぐ目に飛び込んでくるのが、とても綺麗な目が印象的な「バロン」のお人形。その綺麗さは、作中で雫が時間を忘れて見惚れてしまうほど。

私も、彼の不思議な魅力と眼差しに吸い込まれていき、しばらくその前から離れることができませんでした。

そして、もう一つ「地球屋」にあるアンティーク家具の中で欠かせないのが、「機械仕掛けのからくり時計」。作中で、雫が店主の西司朗とともに時計を眺めるシーンもとても印象的ですよね。

◆MEMO◆
1時間に2回、この時計の長針が30分と00分を指したときに、実際にからくり時計の演出が間近で楽しめます。貴重な機会をお見逃しなく!

■「地球屋」1階

2階奥にある階段を降りると、聖司が見習いとしてバイオリン制作を学んでいた工房が広がっています。
雫が歌をうたい、聖司がバイオリンを弾き、皆で「カントリー・ロード」を演奏するあの名シーンが生まれた場所へ、私たちも一歩足を踏み入れた気分になります。

展示されているカレンダーやノートなどに文字が書き込まれていたり、床には木屑が散らばっていたりと、ついさっきまで聖司がそこにいたのではないかと淡い期待を抱いてしまうほど、本当にリアルな空間です。

◆MEMO◆
床に落ちている木屑は、映画の舞台と言われている「桜ヶ丘」に実在する“バイオリン工房で出た木屑”を散らばしているそう。

■「地球屋」テラス

1階と2階にはそれぞれテラスがあり、「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」を見渡すことができます。心地よい風が吹く、とっても気持ちの良い空間です。

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この記事を書いた人

【取材、撮影、記事作成など、Webサイト『映画とわたし』に関わる全てのことを担当】

兵庫県神戸市出身、関西大学卒業。大学在学中にシンガーとして音楽活動を開始。CDリリースや数々のアーティストのバックコーラスを経て、ディズニー映画『美女と野獣』の日本語版デュエットソングDAMガイドボーカル(第一興商)を務める。卒業後は、関西のマスメディアで業務に携わり、2019年には神戸のラジオブースでパーソナリティとして活動。
2022年には、阪神百貨店で開催されたバレンタイン催事のイメージソング『Strawberry』を制作。Webメディア『映画とわたし』の運営を中心に、記事掲載や写真・動画撮影、音楽を通してモノやコトの魅力を発信中。