この夏、空と海が出会う感動の旅へ──。世界中で共感と感動を巻き起こしたディズニー・アニメーションの名作『モアナと伝説の海』が奇跡の〈超〉実写映画化!『モアナと伝説の海』が 2026年7月31日(金)より劇場公開となります。
〈海に選ばれた〉16歳の少女モアナ。変幻自在に姿を変える半神半人の相棒マウイとともに、愛する家族と島を救う冒険の旅を描く、究極のミュージカル・アドベンチャーがいよいよ開幕します!

ディズニーの名作アニメーション『モアナと伝説の海』が、実写映画としてスクリーンに帰ってきました。アニメーション版で描かれた世界観を大切に受け継ぎながら、実写版ならではの臨場感や質感が加わり、新たなモアナとの出会いを感じられる作品となっています。
まず注目したいのが、圧倒的な映像美。島々や広大な海、空の表情まで緻密に描かれ、臨場感あふれる映画体験へと誘います。特に、テ・フィティの神秘的で生命力あふれる姿は、息をのむ美しさ。自然の息吹まで感じさせるようなダイナミックな表現に引き込まれます。さらに、アニメーション版でも高く評価された海の表現は実写版でも健在で、豊かな感情を見せる波の動きが物語に躍動感をもたらしています。モアナが初めて海と心を通わせる場面は、思わず鳥肌が立つほど心を揺さぶられました。

キャスト陣が命を吹き込むキャラクターにも注目です。モアナ(キャサリン・ラガアイア)の未来を見つめるまっすぐな眼差しは、観る人を自然と物語の世界へ引き込みます。ラガアイア自身がサモアにルーツを持ち、幼い頃からモアナを身近な存在として親しんできた経験が、等身大でありながら力強い演技に息づいているように感じました。日本語吹替版では、TSUZUMIさん(ME:I)のフレッシュな声が、モアナの若々しさや愛らしさを一層際立たせています。
一方、マウイ(ドウェイン・ジョンソン)は、屈強な肉体と豊かな表現力で圧倒的な存在感を発揮。アニメーション版の制作段階からジョンソン自身もキャラクターづくりに携わってきたこともあり、役への深い理解が随所にうかがえ、豪快さの中にユーモアや温かさも併せ持つマウイを表情豊かに体現しています。日本語吹替版では、アニメーション版から尾上松也さんが続投。表情豊かで弾むような声が、マウイの豪快さと愛嬌を引き立て、作品にさらなる活気をもたらしています。

そんなモアナとマウイの掛け合いも、本作を語るうえで欠かせません。対立しながらも互いを認め合い、ときには師弟、ときには最高の相棒へと変化していくふたりの掛け合いが、冒険をより魅力的なものにします。さらに、“船員”さながらのニワトリ、ヘイヘイの予測不能でユーモラスな行動は、実写版でも変わらぬ存在感を放ち、作品に心地よい笑いを添えていました。
音楽もまた、『モアナと伝説の海』の世界を彩る欠かせない要素の一つ。ポリネシア文化を感じさせるサウンドが、海を舞台にした物語の高揚感や神秘的な空気を一層引き立て、作品への没入感を深めます。アニメーション版でも愛され続ける「どこまでも ~How Far I’ll Go~」や「俺のおかげさ」といった名曲が新たなアレンジでよみがえるほか、本作のためにリン=マニュエル・ミランダが書き下ろした新曲「旅立とう ~Along The Way~」にも注目。日本版エンドソングでは、TSUZUMIさん、尾上さん、そしてアニメーション版でモアナ役をつとめた屋比久知奈さんも歌声を重ね、物語の余韻を優しく包み込みます。
本作を観て改めて感じたのは、物語の起承転結の美しさです。冒険のワクワク感と感動が絶妙なバランスで積み重ねられ、クライマックスへ向けて一気に心をつかまれる──。その完成度の高い物語に、実写ならではのリアリティと映像表現が加わることで、新たな魅力を感じられる作品となっています。アニメーション版を愛してきた人はもちろん、はじめて『モアナと伝説の海』の世界に触れる人にも、ぜひおすすめしたい一本です。
文/ Maika (『映画とわたし』編集部)
作品詳細

『モアナと伝説の海』
7月31日(金)全国劇場公開
監督:トーマス・ケイル 製作:リン=マニュエル・ミランダ
出演:キャサリン・ランガイア/ドウェイン・ジョンソン
日本版声優:TSUZUMI(ME:I)/尾上松也/キムラ緑子/福井晶一/真瀬はるか/ROLLY/倉田瑛茉
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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