【大阪コミコン】村瀬継蔵 監督、釈由美子さんほか豪華ゲストが映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』公開を記念して、ステージに登場!

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

『ゴジラ』シリーズや『大怪獣ガメラ』『仮面ライダー』など 数々の特撮作品で特殊造形を手掛けてきた造形家・村瀬継蔵氏が初の総監督を務めた映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』が2024年7月26日(金)に劇場公開となります。

世界中の特撮ファンからの期待が高まる中、5月5日(日)に「大阪コミックコンベンション 2024」(以下、「大阪コミコン 2024」)のステージイベントで、村瀬継蔵 監督釈由美子さん佐藤大介さん、スペシャルゲストとして斎藤工さんが登壇するステージイベントが開催されました。本記事では、イベントの模様をたっぷりとご紹介します。

会場からの温かい拍手で まず最初に登場したのは、MCのなべやかんさん。「これから、皆さんが大好きな“怪獣”のお話をするよ!」と挨拶し、軽妙なトークで会場の笑いを誘いました。そして、一際大きな拍手と歓声が上がり村瀬継蔵 監督釈由美子さん佐藤大介さんがステージに登場!

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』
「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』は、村瀬監督が1970年代に香港・ショウブラザーズに依頼され、書き留めたプロットを基に作られたオリジナルファンタジー映画。 “いつか映画にしたい” と その構想を温めていましたが、なかなか実現には至らず半世紀の歳月が流れました。村瀬監督は「ここ4〜5年でなんとか映画化できることになりました。最初は短い映画でも…と言っているうちに、だんだん大きくなっちゃって。長い映画になってしまいました。」と笑顔でコメント。

そんな村瀬監督の想いが詰まった“怪獣”作品への出演オファーを受けて、釈さんは「映画『Iké Boys イケボーイズ』でもお世話になっておりまして、撮影中に村瀬さんのスタジオに見学に行かせていただいたんです!『ゴジラ×メカゴジラ』や『仮面ライダー』に出演したこともあり…投げたりしてるんですよ!」と、『仮面ライダージオウ』で出演した際に話題となった“マンホール”のふたを投げる仕草を再現する一幕も。

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

MCのなべやかんさんが「我々が子どもの頃に、“怪獣、怪獣…と言うとろくな大人にならない!”と先生によく怒られたんですけど(笑)、村瀬さんは88歳になるまで“怪獣”にこだわり続けていてどうですか。」と質問すると、村瀬さんは笑みを浮かべながら「ずっと円谷監督のところで特撮を勉強して、また新しいものを考えて、研究してきました。」とコメント。そこでなべやかさんが「初期の『ゴジラ』からゴジラの着ぐるみや、『モスラ』のモスラを作ったのが村瀬さんですよ!」と会場に問いかけると、来場者からは大きな拍手が起こりました。

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

数々の特撮作品で特殊造形を手掛けてきた村瀬さんですが、映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』にも登場するヤマタノオロチについて「『日本誕生』という映画でヤマタノオロチを作りました。最初はちょっとこう、自分の考えているものと違うなと思ったのですが、でもやっているうちにだんだん愛着が湧いてきまして。本作に、ヤマタノオロチを仲間入りさせたんです。」と、自身の想いを交えながら話しました。

本作の主題歌は、DREAMS COME TRUE がこの映画のために新曲「Kaiju」(作詩:吉田美和 作曲:吉田美和 編曲:中村正人) を書き下ろしたことでも話題に。イベントでは、DREAMS COME TRUEの中村正人さんによるイベント限定のビデオメッセージが上映され、そのなかで中村さんは「村瀬監督とボーカル・吉田美和の出身が北海道十勝池田町ということで、お声をかけていただきました。最初から2人のミーティングはすばらしくて、お互いに年代は違いますけど、十勝の原風景を元にいろんな話が盛りあがりまして、それが主題歌に盛り込まれた、というストーリーでございます。」とコメント。続けて「怪獣を愛した少年たち、そしてその少年たちが育ってとても素敵な怪獣映画を作ったという、クリエイターに対するリスペクトもたっぷり盛り込まれた歌詞になっています!」と楽曲の誕生秘話や映画の見どころを交えながら話し、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

さらに、「大阪コミコン 2024」アンバサダーの斎藤工さんがステージに登場!本作に出演している齋藤さんは「日本でコミコンをやる”意味”みたいなものって、やはりこの“特撮”や“怪獣の文化”だと思うんですよ。これまで村瀬さんが築いてきたクリエイティブなものに、世界中の多くのポップカルチャーが影響を受けているなということをつねづね感じている3日間なんです。ここで、村瀬さんと一緒に本作の発表をできることが本当に誇らしいです。」と特撮映画の魅力と重厚なメッセージを語りました。

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

イベントでは、6月14日に劇場公開となる映画『Iké Boys イケボーイズ』のコーナーも設けられ、本作の監督を務めるエリック・マキーバー氏によるビデオメッセージが上映されました。特撮演出を務める佐藤さんは「エリック監督が特撮が大好きで、色々な特撮のオマージュをしたいということでオファーが来ました。実は『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』と兄弟作品みたいな感じなんですよ!ぜひ両方の作品をご覧いただけたら嬉しいです!」とPR。本作に出演している釈さんは「アメリカの映画と日本の特撮やアニメといったカルチャーが融合した新しい作品になっていると思います。」と見どころを話しました。

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

最後に、村瀬さんは「映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』は子どもたちが夢を見ながら冒険をするという作品なので、子どもたちにも楽しんでいただけたらと思います。7月26日に公開となりますので、ぜひご覧いただけたらと思います。ありがとうございます!」力強くコメントし、約30分間にわたるイベントは大きな盛り上がりと作品への期待感に包まれながら幕を下ろしました。

取材・文/ Maika (Webサイト『映画とわたし』)

「大阪コミコン 2024」ステージイベントにて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

『カミノフデ 〜怪獣たちのいる島〜』

©︎2024 映画「カミノフデ」製作委員会

原作・総監督:村瀬継蔵
プロデューサー・特撮監督:佐藤大介
キャスト:鈴木梨央、楢原嵩琉、斎藤工、釈由美子、佐野史郎 ほか
脚本:中沢健
制作:ツエニー
制作協力:ロスガトスワークス スーパービジョン
配給:ユナイテッドエンタテインメント

『Iké Boys イケボーイズ』

©︎Ike Boys MOVIE. LLC.

監督・脚本:エリック・マキーバー
キャスト:クイン・ロード、ローナック・ガンディー、比嘉クリスティーナ、釈由美子、岩松了 ほか
造形監修:村瀬継蔵
特撮演出:佐藤大介
提供・配給:Atemo

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この記事を書いた人

【取材、撮影、記事作成など、Webサイト『映画とわたし』に関わる全てのことを担当】

兵庫県神戸市出身、関西大学卒業。大学在学中にシンガーとして音楽活動を開始。CDリリースや数々のアーティストのバックコーラスを経て、ディズニー映画『美女と野獣』の日本語版デュエットソングDAMガイドボーカル(第一興商)を務める。卒業後は、関西のマスメディアで業務に携わり、2019年には神戸のラジオブースでパーソナリティとして活動。
2022年には、阪神百貨店で開催されたバレンタイン催事のイメージソング『Strawberry』を制作。Webメディア『映画とわたし』の運営を中心に、記事掲載や写真・動画撮影、音楽を通してモノやコトの魅力を発信中。