2025年7月5日(土)~ 8月31日(日)の期間、大阪市立美術館(天王寺公園内)にて 大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が開催されます。本展は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てた展覧会。ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、フィンセント・ファン・ゴッホの初期から晩年までの作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの手紙4通なども展示されます。
開催前日となる4日(金)には記者内覧会が行われ、展覧会サポーターを務める松下洸平さんが登壇しました。一足先に、会場でゴッホの作品を鑑賞した松下さんは「ずっと写真で見ていた作品を、実際に実物で拝見することができて、“本物の迫力”と“ゴッホの人生そのもの”を感じられるような体験でした。」とコメント。さらに、本展で初公開となる《ゴッホの直筆の手紙》について「ご本人が書かれた筆圧や直筆の文字を見ると、想いとか気持ち、当時の葛藤、熱い芸術に対する感情もよりダイレクトに伝わってきました。今回の展示の見どころの一つだと思うので、ぜひご覧いただきたいと思います。」とその魅力をアピールしました。


これから会場を訪れる来場者に向けて「ゴッホの作品と、そしてゴッホを支えた家族の物語を感じていただける展覧会となっています。作品だけではなくて、その“家族の絆”を感じることで、ご来場いただいた皆さまのご家族やご友人、自分の生活のことも考えるきっかけになると思います。ぜひ、十分に堪能していただきたいです。」と話しました。
また、記者発表会には ゴッホの弟・テオのひ孫にあたるウィレム・ファン・ゴッホ氏(フィンセント・ファン・ゴッホ財団代表)、内藤栄氏(大阪市立美術館長)、弓野隆之氏(大阪市立美術館 主任学芸員)、ロブ・グルート氏(ファン・ゴッホ美術館副館長)らが出席。ウィレム氏は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたコレクションと夢について話し「フィンセント・ファン・ゴッホは、オランダと日本の強い絆の象徴です。革新的な芸術家としてのフィンセントの成長に、日本の芸術が深い影響を与えたからです。」とコメント。さらに「フィンセントは、残念ながら日本を訪れることは叶いませんでしたが、夢のなかではこの美しい国、そして文化、芸術と深く関わってまいりました。そして、この繋がりのおかげで私たちは今日こうして出会い、素晴らしい展覧会を楽しむことができるのです。」とメッセージを述べました。

撮影:『映画とわたし』編集部
取材・撮影・文/ Maika (『映画とわたし』)
開催概要
大阪・関西万博開催記念
大阪市立美術館リニューアル記念特別展
ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
会期 | 2025年7月5日(土)~8月31日(日) ※土日祝は日時指定予約優先制です。日時指定予約はこちら ※平日の予約は不要です。 ※館内混雑時は、入館制限を行う場合があります。 ※会期は変更となる場合があります。 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時 ※土曜日は午後7時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで 【休館日】月曜日、7月22日(火) ※ただし、7月21日(月、祝)、8月11日(月、祝)、8月12日(火)は開館 |
会 場 | 大阪市立美術館(天王寺公園内) [大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−82] |
主催:大阪市立美術館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、中日新聞社
協賛:NISSHA
後援:オランダ王国大使館、 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、 公益財団法人大阪観光局
協力:KLMオランダ航空