2024年11月18日(金)、難波八阪神社(大阪市浪速区)で、映画『ライオン・キング:ムファサ』(12月20日公開)の大ヒットを祈願するイベントが開催され、本作の超実写プレミアム吹替版で主人公ムファサと、ムファサの兄弟タカ(若き日のスカー)の敵となるキロス役を演じる渡辺謙さんが登壇しました。本記事では、獅子殿にて行われたトークイベントの模様の一部をオリジナルレポートでお届けします。
獅子(ライオン)にゆかりのある難波八阪神社で本作の大ヒット祈願を実施!
会場となった難波八阪神社は、大きな口で勝利を呼び、邪気を飲み勝運(商運)を招くと言われる、高さ12mの大きな獅子(ライオン)の社がトレードマークの神社。この日も境内は国内外の多くの観光客で賑わい、映画『ライオン・キング:ムファサ』の大ヒットを祈願したご祈祷が行われた後、獅子殿から渡辺さんが登場すると、会場からは大きな拍手が湧き起こりました。
本作は、息子シンバを命がけで守ったムファサ王と、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカーの若き日の兄弟の絆を描く、『ライオン・キング』原点にしてはじまりの物語。ディズニー映画初参加となる渡辺さんは「アニメーションから始まり、何作も作られている作品じゃないですか。動物がメインのお話なんですけど、ある意味“人間社会”を投影しているような深いテーマが隠されていて。老若男女問わず、いつの時代でも心に刺さる作品だからこそ、その《はじまりの物語》が作られるのだと思います。」と、本作の魅力を語りました。
また、これまでの『ライオン・キング』を振り返り、ムファサとタカの関係性をわかっているからこそ生まれる感情について「あの結末に向かっていくんだということをわかりながら、そのプロセスを一緒に体感していくっていう。エンドが見えているだけに、非常に切ない話なんですよね。もしかしたら、この切なさが本作のキモかもしれませんね。」としみじみコメントしました。
渡辺さんが歌唱する“劇中歌”にも注目!
本作で、ムファサとタカの敵となるキロス役を演じる渡辺さんは「キロスは、ただ悪いことを考えているわけではなくて。衝突するということは何かしらの軋轢があるのですが、それはお互いにとって“守りたいもの”や“守るべきもの”があるからだと思いました。」とコメント。
さらに、音楽を担当したリン=マニュエル・ミランダ氏について「僕がニューヨークで『王様と私』をやっていた時に、観に来ていただいて。その後 彼の舞台を観に行った時も、一緒に写真を撮ったりとか。ブロードウェイも狭い世界なので、仲良しになりました。」と元々面識があったことを明かすも、本作の楽曲の歌唱は非常に難易度が高かったそうで「かなり彼に苦しめられました。」と笑いながら一言。劇中歌については「アフリカっぽいノリの良い曲なんですけど、結局歌っている内容がある意味“憎しみ”を込めるような歌なので、念を込めてネチっと歌いましたね。」と振り返りました。
最後に、渡辺さんは「関西の皆さん、ぜひ劇場に足を運んでいただければ嬉しいです!」と力強くコメント。トーク後に行われたフォトセッションではキロスのぬいぐるみと一緒に参加し、約20分間にわたるトークイベントは『ライオン・キング:ムファサ』への期待感に包まれながら幕を下ろしました。
取材・撮影・文/ Maika (Webサイト『映画とわたし』)
『ライオン・キング:ムファサ』
■STORY■
『美女と野獣』『アラジン』を超えるディズニー映画全世界No.1ヒット作『ライオン・キング』。野生の王国を統べるシンバ、その父ムファサ王の<始まりの物語>が、ついに明かされる。
『ライオン・キング』の宿命のライバル、ムファサ王と兄弟スカーの幼き日の出会い、そして、アフリカ大陸横断の旅…。約束の地を目指す彼らを待ちうける、驚くべき真実とは──?リアルを超えた超実写版の美しい映像と、魂を揺さぶる名曲と共に描かれる、キング・オブ・エンターテインメントの幕が上がる!
2024年12月20日(金)
全国劇場公開
原題:Mufasa: The Lion King
全米公開:2024年12月20日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:バリー・ジェンキンス
字幕版声優:アーロン・ピエール、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ティファニー・ブーン、ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ、マッツ・ミケルセン、ブルー・アイビー・カーター
超実写プレミアム吹替版声優:尾上右近、松田元太(Travis Japan)、渡辺謙
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