映画『風の奏の君へ』大阪・公開記念舞台挨拶レポート《松下奈緒さん、池上季実子さん、大谷健太郎監督 登壇》

映画『風の奏の君へ』大阪・公開記念舞台挨拶にて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

2024年6月8日(土)、大阪市北区の大阪ステーションシティシネマで 映画『風の奏の君へ』の舞台挨拶が開催され、松下奈緒さん、池上季実子さん、大谷健太郎監督が登壇しました。本作は、岡山県美作出身の作家・あさのあつこ氏の『透き通った風が吹いて』を原案に、美作地域で少年時代を過ごした大谷監督が映画化。岡山の情緒あふれる風景の中で綴られる、感動のラブストーリーです。

本作の撮影は、2022年4月から5月までの約1ヶ月間、オール美作・津山ロケで行われました。松下さんは 特に “天空の茶畑”での撮影が心に残っているそうで、「どこからどう見ても、美しい場所です。きれいに整っているんですけれども、どこか温かみを感じられるような場所で。ぜひ、ロケ地巡りをしていただきたいです!」とコメント。また、「人の温かみと風景の美しさ、美味しい“お茶”というのが本当に印象的な場所でした。」と撮影当時のことを振り返りました。

映画『風の奏の君へ』大阪・公開記念舞台挨拶にて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』
映画『風の奏の君へ』大阪・公開記念舞台挨拶にて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

美作地域で少年時代を過ごした大谷監督は、「オープニングに登場する“泰平橋”は、実際に僕の学校の通学路だったんですよ。」と笑顔でコメント。ほかにも、劇中には監督ゆかりの地が多数登場することから「皆さん、普段は有馬温泉とかに行かれたりすると思うんですけど、ちょっと羽を伸ばして湯郷温泉まで行っていただいて…。山を登ったらお茶を摘んだりもできますし、ぜひ実際に美作へ行ってもらいたいです。」とロケ地の魅力をアピールしました。

岡山県には、美味しいグルメも盛りだくさん。大谷監督は「多少お金がかかっても、本当にシャインマスカットは食べたほうが良いと思います!」と熱弁。池上さんは、牡蠣がたっぷりと入ったお好み焼き“カキオコ”について「ちょっと大阪のお好み焼きとは違うんです。どちらかというと、牡蠣がメインという感じで濃厚なんですよ。」と大絶賛!すると「大阪の粉もんをバカにしてはイカンですよ!怖いですよ!お好み焼きは大阪。粉もんの話は危険よ!(笑)」と松下さんのツッコミが炸裂し、三者三様の《粉モン論争》が繰り広げられる一幕も。「大丈夫ですよ、私は阪神タイガースファンなんで!」と池上さんが満面の笑顔でトークを締めくくりました。

映画『風の奏の君へ』大阪・公開記念舞台挨拶にて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

里香役を演じた松下さんは、「撮影が始まる前に、監督と一緒にロケハンで周らせていただいて。こういう場所、こういう風、こういう香りがするんだなというのを確かめた上でお芝居ができたので、その順番がすごく味方してくれました。」とコメント。淳也と渓哉の祖母・初枝役を演じた池上さんは、「我が家にみんなが来てくれているというような、のどかな雰囲気で撮影しました。」と満面の笑みで話しました。また、会場では 淳也役の山村隆太さん(flumpool)、渓哉役の杉野遥亮さんからのビデオメッセージも上映され、二人を見つめながら手を振る松下さん、池上さん、大谷監督の姿も印象的でした。

ちょうど今日と明日、flumpoolは デビュー15周年のライブを大阪で開催するとのことで、司会者が「昨日、メンバー皆さんで映画を観に行かれたそうで。ライブのMCで映画の話になると思うんですけど、山村さんが他のメンバーからイジられるんじゃないかというのが、今日のライブの見どころなのだそうですが…。」と話すと、「イジられる山村さん、見たいね!(笑)」と松下さんと池上さんが柔らかな笑みを浮かべながらコメント。出演者みなさんの仲の良さがうかがえるトークで、会場の雰囲気もあたたかい空気に包まれました。

映画『風の奏の君へ』大阪・公開記念舞台挨拶にて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』
映画『風の奏の君へ』大阪・公開記念舞台挨拶にて撮影
撮影:Webサイト『映画とわたし』

最後に、松下さんが「今の時代、ちょっと忘れかけているような熱い想いだったり、優しさ、あったかい気持ちというものを改めて気付かせてくれる作品だと思います。ぜひ、これからも沢山の方に観ていただきたいです。この作品を応援してください!」と力強くコメントし、約30分間にわたる舞台挨拶は大きな盛り上がりに包まれながら幕を下ろしました。

取材・文/ Maika (Webサイト『映画とわたし』)

風の奏の君へ』作品詳細

■STORY■
岡山県・美作の緑豊かな山々のふもと。古き良き趣を残す町並みに温泉を携え、お茶処でもあるこの地で、浪人の渓哉は無気力な日々を過ごしていた。一方、家業の茶葉屋「まなか屋」を継いだ兄の淳也は、日本茶の魅力で町を盛り上げようと尽力していた。ある日、ピアニストの里香がコンサートツアーでやって来ることを知った渓哉。会場の客席で渓哉が見守る中、舞台上で倒れてしまった里香。療養を兼ねてしばらく美作に滞在することになった里香を、渓哉は自宅の空き部屋に招待する。自然の優しさに囲まれて曲作りに励む里香に、ほのかな恋心を募らせる渓哉。しかし里香にはどうしてもこの場所に来なければならない理由があった……。

大ヒット上映中!

監督・脚本:大谷健太郎
出演: 松下奈緒、杉野遥亮、山村隆太(flumpool)、池上季実子
原案: あさのあつこ「透き通った風が吹いて」 (文春文庫)

劇中曲:松下奈緒「小さな奇跡 〜Un petit miracle〜」「風の奏の君へ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
主題歌: flumpool「いきづく feat. Nao Matsushita」作詞 山村隆太 作曲 阪井一生 (A-Sketch)
配給:イオンエンターテイメント
2024 年/カラー/日本/上映時間:98分/5.1ch

©2024「⾵の奏の君へ」製作委員会

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この記事を書いた人

【取材、撮影、記事作成など、Webサイト『映画とわたし』に関わる全てのことを担当】

兵庫県神戸市出身、関西大学卒業。大学在学中にシンガーとして音楽活動を開始。CDリリースや数々のアーティストのバックコーラスを経て、ディズニー映画『美女と野獣』の日本語版デュエットソングDAMガイドボーカル(第一興商)を務める。卒業後は、関西のマスメディアで業務に携わり、2019年には神戸のラジオブースでパーソナリティとして活動。
2022年には、阪神百貨店で開催されたバレンタイン催事のイメージソング『Strawberry』を制作。Webメディア『映画とわたし』の運営を中心に、記事掲載や写真・動画撮影、音楽を通してモノやコトの魅力を発信中。