【内覧会レポ】「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」大阪市立美術館で開催 自画像や、日本初公開となる直筆手紙などを公開

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」
記者内覧会にて撮影
撮影:『映画とわたし』編集部

2025年7月5日(土)~ 8月31日(日)の期間、大阪市立美術館(天王寺公園内)にて 大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が開催されます。本展は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てた展覧会。ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、フィンセント・ファン・ゴッホの作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの手紙4通なども展示されます。

本記事では、4日(金)に行われた記者内覧会で撮影した写真とともに、編集部によるレポートをお届けします。

ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた、日本初の展覧会

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の画業を支え、その大部分の作品を保管していた弟テオ。テオの死後、その妻ヨーは膨大なコレクションを管理し、義兄の作品を世に出すことに人生を捧げます。テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、美術館の開館に尽力します。

本展は、そんなファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てた、日本初の展覧会。ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、《画家としての自画像》や《オリーブ園》などフィンセント・ファン・ゴッホの初期から晩年までの作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの手紙4通なども展示されています。

イマーシブ・コーナー

会場では、高さ4m 、横幅14m、奥行き5m以上という大規模な空間で映像を上映するイマーシブ・コーナーが設けられており、《カラスの飛ぶ麦畑》や《花咲くアーモンドの木の枝》をはじめとするファン・ゴッホ美術館の名作が高精細な映像で投影されます。さらに、SOMPO美術館(東京・新宿)所蔵の《ひまわり》を最新の映像技術で3DCG化した映像も紹介。未来へと繋がれていく、新たなアート体験が楽しめます。

展覧会のグッズにも注目!

展覧会の特設ショップでは、会場限定商品を含むグッズが多数登場!展覧会出品作をすべて収録した「図録」をはじめ、ファン・ゴッホが描いた7枚の『ひまわり』をあしらった手のひらサイズのお菓子缶「ひまわり缶」、サンエックスキャラクターズとのコラボレーショングッズなど、注目のグッズが並びます。

さらに、日本でも大人気「JUST DUTCH」のミッフィーのキーハンガーや、「Global Affairs」のゴッホのキーリングなど、オランダ発ブランドの商品も。いずれも、一つひとつハンドメイドで丁寧に編まれた一点ものです。展覧会を訪れた記念に、また家族や友人へのお土産にもぴったりですね!

フィンセント・ファン・ゴッホは《100年後を生きる人々にも自分の絵を観てもらいたい》と願っていたと言われています。30点以上の作品を通して、家族が受け継いできたコレクションと想いに触れながら、初期から晩年までの画業を辿ってみてはいかがでしょうか。

取材・撮影・文/ Maika (『映画とわたし』)

開催概要

大阪・関西万博開催記念
大阪市立美術館リニューアル記念特別展

ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
会期2025年7月5日(土)~8月31日(日)
※土日祝は日時指定予約優先制です。日時指定予約はこちら
※平日の予約は不要です。
※館内混雑時は、入館制限を行う場合があります。
※災害などにより、中止・延期・変更となる場合があります。
開館時間午前9時30分~午後5時
※土曜日は午後7時まで開館
※入館は閉館の30分前まで


【休館日】月曜日、7月22日(火)
※ただし、7月21日(月、祝)、8月11日(月、祝)、8月12日(火)は開館
会 場大阪市立美術館(天王寺公園内)
[大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−82]

主催:大阪市立美術館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、中日新聞社
協賛:NISSHA

後援:オランダ王国大使館、 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、 公益財団法人大阪観光局
協力:KLMオランダ航空

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