アクリル画をメインに、動物から昆虫、花まで “いのち”の輝きを描き続ける作家・石村嘉成さんの美術展「石村嘉成展 ~いのちの色たち~」が 2024年10月12日(土)~ 12月8日(日)の期間、兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階ギャラリーにて開催されます。
本展では、全長26メートルの代表作「Animal History」をはじめ、親子をテーマとした作品、神戸展のために描きおろした新作など 200点を超える作品を展示します。
石村 嘉成 プロフィール
愛媛県新居浜市在住のアーティスト。2歳で自閉症と診断。家族や周囲の支援を受け、自立に向けて厳しい療育に向き合う。2013年に第2回新エコールドパリ浮世・絵展ドローイングコンクール入選、審査の結果、優秀賞を受賞。現在はアクリル画をメインに、動物から昆虫、花まで “いのち”の輝きを描き続ける。その独特な色彩とダイナミックな画風に注目が集まっている。
【オープニングセレモニー】作家・石村嘉成さん、森泉さんが登壇
開幕に先立ち 11日(金)にオープニングセレモニー・記者内覧会が開催され、作家・石村嘉成さんと、公式スペシャルサポーターの森泉さんが登壇しました。
冒頭の挨拶で、石村さんは幼少期に訪れた神戸での思い出を振り返りながら「思い出の神戸で、しかもこんなに立派な美術館で作品展を開催していただいて嬉しいです。ありがとうございます!」と力強くコメント。岡山・愛媛で開催した展覧会では約8万人を動員。本展は、石村さんにとって関西初の大規模展となります。「今回、関西の方々に私の描いた動物の絵を見てもらえて嬉しいです!」と満面の笑みでコメントし、会場からは拍手が起こりました。
続いて、大の動物好きで知られる 森泉さんが登場。「石井さんの作品は、今にも動き出しそうで、飛び出してきそうな臨場感がありますけど、優しさもあって。一つひとつの作品にストーリーがあって、見ているとどんどん引き込まれていく不思議なパワーを感じました。」と、作品の魅力を語りました。
この日、石村さんが身に着けていたブローチは、森さんの飼っている“ルリコンゴウインコ”の羽で石村さんが制作したもの。森さんは「ちょうど尾羽と羽の1本ずつが抜けたので、お渡ししました。素敵なブローチにして着けてくださって、嬉しいです!」と大絶賛。そして、これから会場を訪れる来場者に向けて「“どういう風に描いたんだろう”と想像しながら見ると楽しいと思います。見応えたっぷりの展覧会なので、皆さんぜひ楽しんでください!」と笑顔でコメントしました。
セレモニーでは石村さんと森さんが共同制作した絵画「ミツバチと花」がお披露目となりました。森さんは「家族みんなで、(色付けを)やったんです。楽しい時間でした。」とコメント。石村さんは「私の作品に綺麗な色をのせていただき、ありがとうございました。」と森さんに感謝の気持ちを伝えました。
- “いのちの色”を感じる美術展
- 色彩に埋もれる没入空間
- 神戸会場限定グッズが登場
【出会えてよかった】 “いのちの色”を感じる美術展
来る日も来る日も生きものだけを描き続け、独特の色彩でキャンバスの上に“いのち”を吹き込む作家・石村嘉成さん。作品からあふれ出す生命力と、画面からはみ出さんばかりに描かれた生きものたちの愛らしい表情や凛々しい姿に圧倒され、驚くほどにその世界に引き込まれていきます。
神戸展では、石村さんの10年間の制作活動の集大成となる約200点超の作品を展示。作品との距離がとても近く、展示室内は楽しくてハートフルな空間が広がっています。お気に入りの作品をじっくりと眺めたり、好きな動物と目で会話をしてみたり、一緒に写真を撮影したりー。色彩に身を委ねながら《石村ワールド》に触れていると、心がじんわりと温かくなり、色にあふれる世界に「出会えてよかった」と、幸せな気持ちに。まさに、”いのちの色”を感じる素晴らしい美術展です。
【おすすめコーナー】色彩に埋もれる没入空間
筆者のおすすめコーナーは、展示室内の「よしなりパレット」。正方形のキャンバスに描かれた作品が壁一面に展示されており、色彩に埋もれる“没入感”が味わえます。ミラー越しにカメラを構えると、まるで作品の中に入り込んだかのような素敵な1枚が撮影できますよ◎ ウサギ、ウーパールーパー、パンダ、ライオン…。きっと、あなたのお気に入りの1枚と出会えるはず!
神戸会場限定グッズもお見逃しなく!
物販コーナーでは、神戸会場限定グッズを含む、色とりどりの特別なグッズが盛り沢山。来場の記念に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
神戸会場限定グッズ:透明ステッカー、フィナンシェ、ぱんだショッパー
ポストカード「仲良しウサギ」
フィナンシェは、本展および「フェリシモ チョコレート ミュージアム」(※1)でのみ購入できるオリジナル商品。濃厚なのに後味さっぱり◎カカオの形をした、とってもかわいいフィナンシェです。パッケージは「マンドリル」「モモンガ」「カワセミ」の全3種。(※2)
(※1)「フェリシモ チョコレート ミュージアム」で開催中の「カカオの森に生きるいのち」では、石村さんの作品のなかから熱帯のカカオベルトに生息する生きものたちのアクリル画5点が展示されています。
(※2)写真は「カワセミ」
※撮影に使用した額縁、お皿、木製オブジェは私物です。
取材・撮影・文/ Maika (Webサイト『映画とわたし』)
開催概要
石村嘉成展
~いのちの色たち~
会期 | 2024年10月12日(土)~12月8日(日) 【休館日】月曜日 ※ただし祝休日の場合は開館、翌火曜日休館 |
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入場時間 | 10:00~18:00 ※最終入館は閉館の30分前 |
会 場 | 兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階ギャラリー 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内) |
★入場チケットに関する詳細は、公式ホームページをご覧ください。
主催:読売テレビ、産経新聞社、キョードー関西
共催:兵庫県立美術館
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、FM802、FM COCOLO
©石村嘉成