2025年3月2日(日)、109シネマズ箕面(大阪府箕面市)で【映画の世界に飛び込もう『レッツ プレイ ムービー』】(主催:生活衛生同業組合大阪興行協会)が開催されました。本企画は、若い世代の映画離れが問われている現状を踏まえ、映画の次世代を担う子どもたちに映画文化の理解を深め、改めて映画館で鑑賞することの楽しさを知ってもらうために企画された体験型イベント。
当日は、事前抽選に当選した20組54名の親子が109シネマズ箕面に招待され、映画の歴史にまつわるクイズや、劇場スタッフによる映写室の説明・見学、ポップコーン詰め体験、映画撮影体験など、盛りだくさんの内容で実施されました。本記事では、イベントの模様の一部をオリジナルレポートでお届けします。

109シネマズ箕面では、視界270度のディープな映画体験が可能な3面ワイドビューシアター「ScreenX」が導入されています。はじめに、イベント参加者は「ScreenX」の座席に座り、デモを体験。正面スクリーンに加え、左右の壁面にも映像が投影されるシステムに驚きを隠せない様子。今まで感じたことのない、新しい映像体験にワクワクとしながら、イベントが始まりました。

次の会場では、監督と女優に扮したキャストがスクリーンから飛び出して繰り広げるショーを開催。ショーのなかでは、映画の歴史にまつわるマルバツ形式のクイズ大会が行われ、参加者もクイズに挑戦しました!

「映画館見学ツアー」では、普段は入ることのできない映写室に入り、劇場スタッフによる説明と見学が行われました。また、劇場ロビーでは 映画館の定番フードであるポップコーンを参加者がボックスに詰めて、お持ち帰りできる特別な企画も。満面の笑顔で嬉しそうにポップコーンを見つめる子どもたちの姿が印象的でした。



「映画撮影の体験」では、生活衛生同業組合 大阪興行協会の山田伸一事務局長が司会進行をつとめ、宝塚映画製作所で映画製作に携わっていらっしゃった田邉裕正さんをゲストに迎えて、映画撮影用カメラ「ミッチエルマークII」の説明や、映画撮影の魅力を解説。参加者も、実際にカメラに触れながら撮影体験を行いました。


さらに、『機動戦士ガンダム』(1981年3月公開作品)や『たそがれ清兵衛』(2002年11月公開作品)といった作品の台本も登場。見て、触れて、体験できる貴重な機会となりました。
イベントの最後には、年内に映画館で上映が予定されている『星つなぎのエリオ』、『リロ&スティッチ』、『白雪姫』の予告映像が流れ、参加者からも「楽しみ!」「観てみたい!」といった期待の声が次々に上がりました。
映画の歴史にまつわるクイズや映写室の見学、実際に撮影に使用していたカメラや台本も登場し、楽しい学びが盛りだくさんとなった1時間20分。映画の世界に飛び込む特別なイベントは、温かい拍手に包まれながら幕を閉じました。
取材・撮影・文/ Maika (Webサイト『映画とわたし』)