アカデミー賞®俳優 ブレンダン・フレイザー、そして日本を代表する多彩なキャストとともに、大阪市出身の日本人監督HIKARIが日本を舞台に贈る映画『レンタル・ファミリー』。世界が経験したことのない未知の出会いに満ちた感動ドラマが、いよいよ2026年2月27日(金)に全国劇場公開となります。
5日(木)、大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)にて、HIKARI監督を迎えた本作の舞台挨拶が開催されました。さらに、サプライズゲストとして主演のブレンダン・フレイザーさん、ウェルカムゲストとして吉本新喜劇の内場勝則さん&未知やすえさん夫妻も登壇し、会場は大いに盛り上がりました。本記事では、イベントの模様の一部をお届けします。

長編デビュー作『37セカンズ』でベルリン国際映画祭をはじめ世界の映画祭で高い評価を受け、その後も「Beef/ビーフ」「TOKYO VICE」など数々の話題作を手がけてきた、アメリカを拠点に活躍するHIKARI監督。会場に集まった観客に向けて大きく手を振りながら登場し「わぁ、大阪やー!ここまで来るの長かったー!こんなにたくさんの方々に集まっていただいて、本当に光栄で感無量です。 」と挨拶。
すると「大阪で寂しいやん、一人。だから連れてきたんですよ。」というHIKARI監督の言葉を受けて、ブレンダン・フレイザーさんが「こんばんは!」と日本語で挨拶しながらサプライズ登場!フレイザーさんは「HIKARI監督のご家族、ご親戚、ご友人の方は手をあげてください。皆さんのために、僕はここに来ました。HIKARI監督は“オオサカガール”ですから。」と自身の想いを語り、会場は温かい拍手に包まれました。


ここで、HIKARI監督が「“今日の主人公”は、彼(フレイザーさん)やと思うんです。ほんまに冗談抜きで、今日が楽しみでしゃーなくて。自分の人生考えたときに“私って幸せ者”やなって。」とコメント。二人は《今日の主役です》《世界一幸せ者》といったそれぞれの言葉が書かれたタスキを肩にかけて、満面の笑みでハグを交わしました。
フレイザーさん演じるフィリップは、東京で暮らす落ちぶれた俳優。彼が出会ったのは、その人にとって大切な“家族”のような役割を“演じる”レンタル・ファミリーという仕事。日本での生活に居心地の良さを感じながらも、本来の自分自身を見失いかけていた彼が、生きる喜びを見つけていく物語です。
日本を舞台にした作品に出演しようと思ったきっかけについて、フレイザーさんは「初めてHIKARI監督と会った時に、食べ物やアートの話、日本のこと、監督のアメリカでの経験などについて何時間も思いつくままに話しました。時間が経ち『映画の話をしていない』ということに気付きましたが、同時に『僕はこの作品をやりたい』という気持ちが確信に変わりました。」と熱弁。さらに「この物語は人と人とのつながりを描いています。よりデジタル化されていく今の世の中で、孤独というものを打ち消してくれる物語。タイトルを見た瞬間から『出演したいな』と思っていました。」と振り返りました。
大阪市出身のHIKARI監督は、10代の頃から“吉本新喜劇”に慣れ親しんできたそうで「よく見ていました。新喜劇は私のベースというか。映画を作るたびに『あー、新喜劇入ってる』って自分でもよく思うんですけど。」とコメント。本作のテーマも“吉本新喜劇”から着想を得たのかも!?という背景から、ここでウェルカムゲストとして内場勝則さん&未知やすえさん夫妻が登場!

内場さんは「正真正銘の夫婦です、レンタルではございません。(本作は)家族のことを思ったりとか、自分は家族の中で本当にちゃんと役割を果たしてるかなとか、いろいろ考えるところがありました。 すごい優しい映画でした。」と挨拶。未知さんは「どうも、内場家のリーダーでございます。監督が日本を愛してくださってるっていう気持ちと、ブレンダーさんの優しさががすっごく伝わったんです!」とコメントすると、HIKARI監督は「私、もう内場さんと未知さん大好きで!」と感動している様子。
次回作の構想について聞かれたHIKARI監督は「次回作の舞台は、大阪じゃないんですけど…」と切り出すと、夫妻が「いやそれは困りますね、こんなコテコテの大阪弁喋ってて大阪ちゃうって言われたら。」とツッコミ。内場さんが「新喜劇を舞台にした映画を制作してもらって。私、ぜひフィリップみたいな役をしたいです。」と話すと、未知さんが「あなた、主役は無理やから!主役は私に。」とバッサリ。内場さんが「いや、それもっと無理やて。近所の団地のオバハン役とかやったら大丈夫です。」と話すと、未知さんの心に一気に火が噴くことに!未知さんが「嫁に向かって、オバハン!?」と叫び、キレ芸が炸裂!キレ芸はHIKARI監督、さらにはフレイザーさんにまで飛び火し、最後には未知さんが「怖かったぁ」とかわいくポーズを決めると全員でお馴染みの“ずっこけ”を披露しました。
感想を聞かれたブレンダーさんは「全部やらせですか?」と日本語でコメント。未知さんが「こんな女性、周りにはいらっしゃいませんもんね(笑)」と質問すると「はい、そうですね。今、怖くて震えています。ちょっと暑くなってきたな…」とユーモアを交えて一言。ブレンダーさんにとって、HIKARI監督の愛する“大阪の文化”をはじめて体験する、貴重な機会となりました。

最後に、ブレンダーさんが「本作は、孤独へのラブレターでもあります。 舞台は東京ですが、もちろん大阪や世界中のどんな都市にもあてられる物語だと思います。 実は、初来日した時からずっと日本の作品に出演したいと願っていたので、自分にとって心に残る作品になりました。HIKARI監督、そして今日集まってくださった大阪の皆さんに感謝したいです。」と締めくくり、関西色あふれるイベントは幕を下ろしました。
取材・撮影・文/ Maika (Webサイト『映画とわたし』)
作品詳細

『レンタル・ファミリー』
●STORY●
日本を舞台に贈る、世界が経験したことのない未知の出会いに満ちた感動のドラマ。
東京で暮らす落ちぶれた俳優フィリップ(ブレンダン・フレーザー)は、日本での生活に居心地の良さを感じながらも、本来の自分自身を見失いかけていた。そんな中、“レンタル家族”として他人の人生の中で“仮の”役割を演じる仕事に出会い、想像もしなかった人生の一部を体験する。そこで見つける、生きる喜びとは?
2月27日(金)全国劇場公開
■監督: HIKARI『37 セカンズ』「TOKYO VICE」「Beef/ビーフ」
■出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽 ほか
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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