2022年7月16日(土)から10月2日(日)まで、PLAY! MUSEUMで開催されている「クマのプーさん」展。
本展は、1950〜60年代、出版社の E. P. Dutton(ダットン社)のためにシェパードが描いた貴重な原画約100点とミルンのことばとで、「クマのプーさん」の物語の世界をじっくりと辿って行く展覧会。草木や風、水を想起させる特別な空間のなかで物語や詩とともに原画を堪能することができます。
開催に先駆けて、15日(金)にプレス内覧会が行われました。
会場で撮影したお写真とともに、展覧会の見どころをご紹介します!
ようこそ、絵と言葉が響き合うプーと仲間たちの森へ
『クマのプーさん』(Winnie-the-Pooh)は、1926年にイギリス人作家の A. A. ミルンが描いた子ども向けのお話。少年クリストファー・ロビンのクマのぬいぐるみプーと仲間たちが過ごす日常が、E. H. シェパードの挿画を交えて綴られています。
おや、エントランスの向こうに プーさんの姿が。早速会場の中へ入ってみましょう!
エントランスを抜けて、まず最初に目に飛び込んでくるのが、たくさんのアルファベットとその横に並べられた展示の数々。
ここでは、AからZまでの26のキーワードで、プーさんがこれほどまで長くたくさんの人々に愛され続けてきた秘密に迫ります。
例えば、「B」は“Bear of Very Little Brain, a(ちっぽけな脳みそのクマ)”、「C」は”Christopher Robin(クリストファー・ロビン)”、「P」は”Piglet(コブタ)”、「T」は”Tigger(トラー)”といった言葉の頭文字をもとに、写真やパネルなどの展示を通してキーワードの秘密を紐解いていきます。
プーと仲間たちや彼らが暮らす森のこと、更に物語の作者や、これらを日本の読者に届けた人々の思いを知ると、もっとプーが愛しくなり、作品が大好きになることでしょう。