1993年、巨匠スティーヴン・スピルバーグの手によって産声を上げ、リアルでスリリングな恐竜たちの躍動で世界中を大興奮の渦に巻き込んだ『ジュラシック・パーク』。その衝撃は『ジュラシック・ワールド』(2015)へと受け継がれ、シリーズは映画史に燦然と輝く金字塔を打ち立てました。「ジュラシック・ワールド」3部作が完結して3年が経つ今夏、不朽の「ジュラシック」シリーズがこれまでとまったく違う方向へ舵を切ります──。
最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が、2025年8月8日(金)より劇場公開となります。

■STORY■
新たな舞台は、かつてジュラシック・パークの極秘研究が行われていた”禁断の島”。主人公たちチームは、そこで人類存続のカギを握る陸・海・空の3大恐竜のDNAを採取するという史上最大のミッションに挑む!果たして彼らを待ち受ける運命とはー。
陸・海・空から襲い来る!? 新たなスリルと感動の世界へ
本作の舞台は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)から5年後、かつて世界中に放たれた恐竜たちが気候や環境に耐えられずに数を減らし、赤道直下の限られた地域にのみ生息している世界。
秘密工作の専門家であるゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は 製薬会社の代表から、とある“危険な任務”を引き受けます。それは、人類を救う新薬を開発するために陸・海・空の3大恐竜のDNAを採取するという極秘任務でした。

3大恐竜をご紹介

空を舞う史上最大級の翼竜。
空中から獲物を急襲する“空の支配者”。

海を支配した巨大海棲爬虫類。
強靭なアゴと圧倒的なスピードで、獲物を逃さない“海の覇者”。

地上最大級の草食恐竜。
大地を揺るがす“動く要塞”。


陸・海・空の3大恐竜のDNAを採取するためにチームとして集められたのは、ゾーラが最も信頼する傭兵ダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)と、古生物学者ヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)。チーム一行は、かつてジュラシック・パークの極秘研究が行われていた“禁断の島”へとたどり着きますが、そこは陸・海・空のどこから恐竜が襲ってくるかわからない、地球上で最も危険な場所でした。
そして彼らは、世界から長年のあいだ隠されてきた、衝撃的な秘密とも直面することに──。
【編集部注目】アクイロプスと、Tレックスの登場シーン

物語を大きく動かす《もう一つの物語》に注目!
チーム一行が極秘任務に就いている最中、遊覧中に巨大海洋生物に襲われて転覆する民間人家族に遭遇します。彼らは、マリポーサ号に乗って、夏の海で親子の冒険旅行に出かける“デルガド家”。父 ルーベン・デルガド、長女 テレサ・デルガド、次女 イザベラ・デルガド、そしてテレサの彼氏 ゼイビア・ドブス。この家族が強いられる窮状こそが巨大生物を追うチームの運命を左右することに…。彼らの言動は、本作により“人間味”を与え、複雑で予測不能な冒険へと導きます。
‟チーム・デルガド”に加わる第5のメンバーにも注目。それは、次女イザベラが冒険の途中で出会うアクイロプスという種の恐竜。イザベラは「ドロレス」という名前を付けて、餌を与えたり、彼女のリュックサックに入れて一緒に冒険をしたり。プロダクションノートによると、イザベラ役のオードリナ・ミランダは「ドロレスは、うちのワンちゃん達にそっくりなので簡単にお友達になれました」「ドロレスが現場にいてくれたおかげでイザベラの気持ちに入りやすかったし、本物の恐竜を相手にしている気分になれました」と撮影時を振り返ります。 “超キュートな新恐竜”として、いま大注目のアクイロプス「ドロレス」の冒険もお見逃しなく!

「ジュラシック」シリーズの”スター”に注目!
登場人物たちの目の前に、狩ったばかりの獲物を食べて浅瀬でまどろむTレックスが現れる──。
本作では、デヴィッド・コープ(脚本)とスティーヴン・スピルバーグ(製作総指揮)が「ジュラシック」シリーズ最初の2作で断念せざるを得なかった、マイケル・クライトンの原作小説に登場するシーンが描かれているのも見どころの一つ。
プロダクションノートによると、彼らは昔からこのシーンが大好きだったようで、90年代初頭に1作目を撮影していたころの状況についてコープ氏は「当時、映画に盛り込もうとしていました。ところが、あの頃はCGで再現できるショットの数が限られていたうえに、ページングや予算や時間の兼ね合いで結局は諦める羽目になりました。」と語っています。本作におけるTレックスの登場は、コープ氏とスピルバーグ氏のこれまでの軌跡、そしてそこから生まれる新たな未来の幕開けを感じさせる名場面だと思います。
“生命は必ず道を見つける”
シリーズ共通の概念を育みながら、どこか元祖『ジュラシック・パーク』を彷彿とさせる空気感やスタイルを感じさせる今作。そこに「ジュラシック・ワールド」3部作の世界観を残しつつも、これまでと全く違う方向へと舵を切り、新たな章として描き出されます。今作で初登場となる恐竜、さらには凶暴化した恐竜、人物、設定もさることながら、サスペンスやアドベンチャー、ホラーの要素を融合させたようなまったく新しい物語。これから始まる「ジュラシック」シリーズの《新章》としての幕開けを、ぜひスクリーンでご覧ください!
文/ Maika (『映画とわたし』編集部)
作品詳細

2025年8月8日(金)
全国劇場公開
【出演】スカーレット・ヨハンソン、マハーシャラ・アリ、ジョナサン・ベイリー ほか
【監督】ギャレス・エドワーズ
【脚本】デヴィッド・コープ
【製作総指揮】スティーヴン・スピルバーグ、デニス・L・スチュワート
配給:東宝東和
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