11月8日(土)、映画『爆弾』の大ヒット御礼舞台挨拶が 大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)にて開催され、 主演の山田裕貴さん、本作のメガホンをとった永井聡監督が登壇しました。本記事では、イベントの模様の一部をお届けします。
盛大な拍手に迎えられて、山田さんと永井監督がステージに登場。会場に集まった観客に向けて、山田さんが「たくさんのお客さんに見にきていただいて嬉しいです。ちなみに『初めてみます!』っていう人はどれくらいいるのでしょうか?」と質問。すると多くの観客が手をあげ「おぉ!めっちゃいる!めちゃくちゃ嬉しい。はじめての衝撃たるや…すごいと思うので、この後の皆さんのSNSの感想が楽しみです。」と話しました。また、山田さんにとって映画のプロモーションで全国を回ることは特別な時間であることを伝えながら「お客さんが入っていたりとか、映画の注目度が高くないと叶うことではないので、本当にありがたいです。特に、僕は吉本新喜劇を見て育ったこともあり大阪の人が大好きです。」と大阪愛を炸裂させました。

10月31日(金)より公開された本作は、全国360劇場、383スクリーンで上映され、公開4日間(10月31日~11月3日)で動員37万9013人、興行収入5億2045万円を突破!動員・興行収入ともに邦画実写映画で初登場第1位を獲得し、まさに“爆弾級” 大ヒットスタートを切りました。
山田さんの演じる類家は、警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事で、佐藤二朗さん演じるスズキタゴサクと真っ向から対峙する交渉人。永井監督は「類家って、もじゃもじゃの天然パーマで丸メガネでひょろひょろしていて漫画的で。でも、スイッチが入った時にめっちゃかっこいいっていう。山田くんはそれができているので、すごいなと思って。」と大絶賛。山田さんは「そう、漫画的にあんなにも難しいキャラクターをよくこんなにリアルに落とし込めたなっていう。そういうところですよね!」と嬉しそうに話すと、永井監督も笑顔で「そういうとこだね!」と頷き、会場を沸かせました。また、永井監督は類家の履いているスニーカーについて「床を走るごとにキュッキュッと鳴る、かわいい音にも注目してもらいたいですね。」とコメント。山田さんは「細かいところに音を入れたり、監督が色々と演出をしてくださっているので楽しみにしてください!」と話しました。
さらに印象に残っている撮影時のエピソードについて、永井監督は「衣装合わせの時に、山田くんの体型が良すぎてどのスーツ着てもモデルみたいで、紳士服のマネキンみたいになってて。どんな服を着ても格好良くなっちゃうから苦労したよね。」と話すと、山田さんは「それはちょっと僕の中で、苦労というのかどうかわかりません(笑)」と一言。すかさず永井監督が「俺が苦労した!」とツッコミを入れて会場を沸かせました。

本作では物語の大半が取調室で進行し、それらのシーンが大きな見どころの一つ。初共演となった佐藤二朗さんについて、山田さんは「タゴサクを表現する幅がすばらしくて。こんなお芝居、考え方、役の捉え方、脚本の読み方をできる俳優さんに、僕もならなければと思わせてくれる俳優さんでした。ものすごく最大のリスペクトを込めて、怖いなと思いました。」と称賛。永井監督は「みんな類家やタゴサクの表情を見たいだろうなと思って。二人芝居だと思って、この人たちに全部託そうと思いました。本当に良い芝居をしてくれました。」と振り返りました。
最後に、永井監督が「映画というのは、いろんな奇跡が積み重なってできていると思います。タイミングが合わなければ僕と山田くんは出会わなかったかもしれないし、映画が完成しなかったかもしれない。こうやってできた作品を皆さんに見ていただけることが幸せです。」と挨拶。そして、山田さんが「映画『爆弾』に興味を持って劇場に足を運んでいただいて、こうやって映画をみてもらえるという喜びを噛み締めながら、皆さんの感想をほくそ笑みながら見たいと思います!いろんな方に『おもろかったよ〜』って伝えてもらえるだけで本当に幸せです。」と挨拶し、イベントは作品への期待感に包まれながら幕を下ろしました。
取材・撮影・文/ Maika (Webサイト『映画とわたし』)
作品詳細

『爆弾』
大ヒット上映中!
【出演】
山田裕貴 伊藤沙莉 染谷将太 坂東龍汰 寛一郎 片岡千之助 中田青渚
加藤雅也 正名僕蔵 夏川結衣 渡部篤郎 佐藤二朗
原作:呉勝浩「爆弾」(講談社文庫)
監督:永井聡
脚本:八津弘幸 山浦雅大
主題歌:宮本浩次「I AM HERO」(UNIVERSAL SIGMA)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©呉勝浩/講談社 2025 映画『爆弾』製作委員会

