「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」プレス内覧会レポート【各フロアの会場写真とともに”見どころ”をご紹介・限定グッズ情報】

◆映画になったアリス

20世紀になると、映画は最新の大衆娯楽として人気を博し、アリスは世界中の観客の目に触れるようになります。

森アーツセンターギャラリー「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」(2022年7月16日〜10月10日)の展覧会会場にて

『アリス』の物語の映画化という挑戦は、映画界において最も壮大でインパクトのある撮影技術の誕生に繋がるきっかけとなりました。また、本からスクリーンへと舞台が移りゆくことで、彼女の姿はますます世界中の誰もが知るアイコニックな存在として輝き続けていきます。

森アーツセンターギャラリー「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」(2022年7月16日〜10月10日)の展覧会会場にて

大きな木が印象的な会場では、初期のサイレント映画やハリウッド映画に関する資料や、文化的に大きな影響力を発揮した1951年公開のディズニー映画『ふしぎの国のアリス』、2010年・2016年のティム・バートン監督作品『アリス・イン・ワンダーランド』『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』までをご紹介。
エンターテイメント性あふれる資料や映像が一堂に並びます。

森アーツセンターギャラリー「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」(2022年7月16日〜10月10日)の展覧会会場にて
森アーツセンターギャラリー「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」(2022年7月16日〜10月10日)の展覧会会場にて

◆新たなアリス像

1965年、『不思議の国のアリス』刊行100周年を機に、世間ではヴィクトリア朝時代への関心が高まり、米国や英国で活躍するミュージシャン、クリエイター、映画製作者などのアーティストが「不思議の国」の全てに魅了されていきます。

また、人間の言葉を話すうさぎ、笑う猫、水ぎせるを吸うイモムシは、自由を重視する当時のサイケデリック・ムーブメントに大きな影響を与えることとなります。

森アーツセンターギャラリー「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」(2022年7月16日〜10月10日)の展覧会会場にて

展示空間に登場する「チェシャー猫」は、顔の表情やライトのカラーがみるみるうちに変化します!
“にやにやしない猫”なのか、”猫のないにやにや”なのか…。

また、「狂ったお茶会」のインスタレーションのコーナーでは、アリスの声とともに私たちもお茶会に参加しているような面白い仕掛けが楽しめますよ♪

動画撮影OK
「狂ったお茶会」のインスタレーションは、動画撮影が可能なエリアです。
一体、どのような演出が楽しめるのでしょうか。会場で確かめてみてくださいね!
森アーツセンターギャラリー「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」(2022年7月16日〜10月10日)の展覧会会場にて
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この記事を書いた人

【取材、撮影、記事作成など、Webサイト『映画とわたし』に関わる全てのことを担当】

兵庫県神戸市出身、関西大学卒業。大学在学中にシンガーとして音楽活動を開始。CDリリースや数々のアーティストのバックコーラスを経て、ディズニー映画『美女と野獣』の日本語版デュエットソングDAMガイドボーカル(第一興商)を務める。卒業後は、関西のマスメディアで業務に携わり、2019年には神戸のラジオブースでパーソナリティとして活動。
2022年には、阪神百貨店で開催されたバレンタイン催事のイメージソング『Strawberry』を制作。Webメディア『映画とわたし』の運営を中心に、記事掲載や写真・動画撮影、音楽を通してモノやコトの魅力を発信中。