2022年7月16日(土)から10月10日(月・祝)まで、森アーツセンターギャラリーで開催されている「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」。
本展は、19世紀から現代にかけて、アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真など様々なジャンルで表現されてきた『不思議の国のアリス』の世界とその広がりを紹介する大規模な展覧会。
ジョン・テニエルの挿絵から、ディズニー映画のアニメーションセルをはじめ、英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)と海外所蔵作品を中心に、約300点の貴重な作品と資料が展示されています。
開催に先駆けて、15日(金)にプレス内覧会が開催されました。
館内で撮影したお写真とともに展覧会の見どころをご紹介!また、動画撮影が可能なスポットや、ご家庭でもアリスの世界が楽しめる限定グッズ情報をお届けします。
ようこそ、へんてこりんな不思議の国へ
会場は、アリスの誕生からアート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真など様々なジャンルで表現されてきた現代に至るまで、全5章で構成されています。
◆アリスの誕生
アリスの冒険は、チャールズ・ドジソンが ある「黄金の午後」にアリス・リドゥルら三姉妹に語った独創的な物語として始まりました。
チャールズは、のちにルイス・キャロルという筆名を使い、マクミラン社や挿絵画家ジョン・テニエルと綿密な話し合いを重ね、『不思議の国のアリス』初版を完成させることとなります。
そして、テニエルが描いた印象的なキャラクターは、続編の『鏡の国のアリス』の成功にも大いに貢献しています。
会場では、ドジソンの手書きの構想やテニエルの原画をはじめ、物語を生んだヴィクトリア朝の英国の時代背景をご紹介。また、金子國義氏や酒井駒子氏らによって日本で描かれた『不思議の国のアリス』の原画も展示されています。