2025年12月5日(金)から 2026年3月1日(日)までの期間、堂島リバーフォーラム(大阪市福島区)にて 「クリムト・アライブ 大阪展」が開催されています。(※1) 本展は、「映像×音楽×香り×食」で、クリムトの黄金の世界に浸る没入型展覧会。展示室内はすべて写真・動画の撮影が可能となっており、イマーシブシアターならではの楽しみ方でクリムトの傑作の数々を全身で浴びることができます。
10日(水)、大阪展の公式アンバサダーをつとめる藤井フミヤさんによるメディアセッションが行われました。本記事では、その模様の一部をオリジナルレポートでお届けします。
(※1) 2025年12月30日(火)~2026年1月1日(木・祝)は休館日
藤井フミヤさんが語る「クリムト・アライブ 大阪展」の魅力
琳派(りんぱ)など、金箔をふんだんにつかった日本の美術に影響を受けたと言われるグスタフ・クリムトの作品。「クリムト・アライブ 大阪展」の展示室内では、その傑作の数々を巨大スクリーンに投影。まさに“黄金の世界”に浸りながら、クリムトを全身で浴びる没入型展覧会として注目されています。
藤井さんは、大阪展の公式アンバサダーに就任した時の気持ちについて「クリムトのファンなので、嬉しかったですね!(展示室内で)どんな世界が見れるんだろうなという期待感もありましたね。」と喜びを語りました。また、クリムトの魅力について「人物画を写実的に描ける技術、さらにジャポニズムに影響を受けている部分が日本人としてシンパシーを感じます。」と話しました。

歌手として長年活躍しながら、画家としての一面も持つ藤井さん。実際に展示室内で “没入体験”をした感想を聞かれると「絵を描く人間として、やっぱり筆のタッチとか見るんですよ。こういう風に絵の具を置いたんだとか。あと、たまに下絵が見えたりするんですよね。鉛筆で描いてるラインが見えたり。」と独自の楽しみ方を披露。さらに「クリムトはデザインもしてて、人物画も風景画も描いてて。だからこういう展示の仕方にすごく向いてる画家だと思いますね。作風というか作品が。」と熱くコメントしました。

撮影:『映画とわたし』編集部

撮影:『映画とわたし』編集部
展示室内では、大音量で流れるベートヴェンやモーツァルトなどのクラシック音楽、漂う官能的で温かい香りとともに作品の世界が楽しめるのも魅力の一つ。藤井さんは「絵とリンクさせてクラシック音楽がかかるんですけど、その完璧なリンクも面白いし、臨場感を感じます。あとやっぱり、この映像技術に驚きますね。ミュージシャンとしても刺激になります。コンサートも一つの空間を作り出す総合性があるので、すごく勉強になるというか。」と熱弁。会場の演出について「ここまで来たんだと。本当にクリムトに見せたいくらいですね。」と感激している様子。最後に、自身が手がけた音楽の中で“最もクリムトに合う楽曲”を聞かれると「もう簡単に『TRUE LOVE』とか言っちゃおうかな。」と笑顔で応え、約30分間のメディアセッションは終了しました。
取材・撮影・文/ Maika (『映画とわたし』)
開催概要

クリムト・アライブ 大阪展
| 会期 | 2025年12月5日(金)~ 2026年3月1日(日) 休館日:2025年12月30日(火)~ 2026年1月1日(木・祝) |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~17:00 ※最終入場は閉館の45分前まで |
| 会 場 | 堂島リバーフォーラム [〒553-0003 大阪市福島区福島1-1-17] |
★入場チケットに関する詳細は、公式ホームページをご覧ください。
※本記事に掲載している情報は、予告なく変更となる場合がございます。

