2025年9月20日(土)~ 2026年2月1日(日)の期間、神戸市立博物館にて 阪神・淡路大震災から30年の取り組みのひとつとして「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」が開催されます。
本展では、クレラー=ミュラー美術館が所蔵するコレクションから《夜のカフェテラス(フォルム広場)》をはじめとする名品の数々を展示。2025年に開催する第1期では、ファン・ゴッホの作品57点と、同時代を生きた印象派のモネやルノワールらによる作品17点で構成され、誰もが知る“ファン・ゴッホになるまで”を辿ります。
そして、2027年の第2期では、《アルルの跳ね橋》《夜のプロヴァンスの田舎道》などが来日し、アルルから晩年までの画業後半に迫ります。ファン・ゴッホの人生とともに歩む両期をあわせると、その作品数は約100点にのぼる規模となります。
《第1期》ファン・ゴッホの“原点”に迫る
オランダを代表する画家の一人、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90)。現代でこそ世界的に高い人気を誇り、唯一無二ともいえる存在感を放つ画家となりましたが、その人生は苦難の連続でした。
オランダ南部の小さな村で生まれたファン・ゴッホは、仕事を転々としたのち、27歳のときにほぼ独学で絵を学び始めます。弟テオの援助を受けながらさまざまな困難に立ち向かい続け、諦めない強さ、そして幸福や希望を芸術に見出しました。
本展の第1期では、ファン・ゴッホの人物像と作品を知る上で欠かせない“原点”に着目。展示会場は全5章で構成され、初期オランダ時代からフランス・パリで色彩に目覚め、さらなる光を求めてアルルに向かい《夜のカフェテラス(フォルム広場)》を描くに至るまでを紹介します。
《夜のカフェテラス(フォルム広場)》

1888年2月、ファン・ゴッホはパリを離れ、アルルに向かいます。アルルの素朴で明るい風景、そして都会の喧騒から離れた生活は、彼にとって日本の浮世絵を思わせる「理想の場所」でもありました。
本展の第5章「アルル時代」で展示される《夜のカフェテラス(フォルム広場)》は、約20年ぶりの来日を果たし、本展の中心となる作品です。アルルの青い星空の下、ガス灯で明るく照らされたカフェテラス。鮮やかな色彩の対比を活かした、アルル時代を代表する傑作とされています。ファン・ゴッホが“新しい表現”に目覚めた喜びが読み取れる、まさに人生で一度は見たい名画です。





会期中は、展示作品のうち《夜のカフェテラス(フォルム広場)》《自画像》《石膏像のある静物》《レストランの室内》《草地》の5点のみ、個人で楽しむ目的での写真撮影が可能です。来館の思い出に、お気に入りの作品を写真に残してみてはいかがでしょうか。
※撮影についての注意事項がございます。詳細は、神戸展サイトをご確認ください。
※他会場では撮影可能な作品が異なる場合があります。
本展の開催を記念して製作された限定グッズや、日常を彩るバラエティ豊かなグッズが盛りだくさん。ぜひ、会場でお気に入りの一品を見つけてみてください!
※一部商品は、購入個数制限がございます。詳細は、公式サイトや会場でご確認ください。
※販売状況によって、欠品・完売となる場合がございます。




右:青山デカーボ 夜のカフェテラス缶
・ミッフィー 夜のカフェテラス ぬいぐるみ(小) / 税込3,850円
オランダのクレラー=ミュラー美術館が誇る《夜のカフェテラス(フォルム広場)》と、オランダ誕生のミッフィーとのコラボレーション。同デザインの大きいぬいぐるみ(大:6,380円)も販売されており、おでかけやインテリアなど用途に合わせて好きなサイズが選べます。
・青山デカーボ 夜のカフェテラス缶 / 税込1,944円
本展限定の特別デザイン。缶の蓋面には、《夜のカフェテラス(フォルム広場)》をモチーフにしたガラス絵をあしらい、立体感のあるエンボス加工によりゴッホの浮き立つような画面を表現しています。グルテンフリー&植物素材で作ったアーモンドのせミルク風味クッキー入り。
※いずれの商品も購入個数制限がございます。
取材・撮影・文/ Maika (『映画とわたし』)
開催概要
阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス
会期 | 2025年9月20日(土)~ 2026年2月1日(日) ※土日祝は予約優先制 【休館日】月曜日、12月30日(火)~1月1日(木・祝) ※ただし、月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館 |
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会場 | 神戸市立博物館 (神戸市中央区京町24番地) |
開館時間 | 9:30~17:30 ※金曜と土曜は20:00まで ※展示室への入場は閉館の30分前まで |
★土日祝の入場は予約優先制となります。入場方法やチケットに関する詳細は、神戸展サイトをご確認ください。
主催/神戸市立博物館、神戸新聞社、産経新聞社、関西テレビ放送、博報堂
後援/オランダ王国大使館、山陰中央テレビ、OHK岡山放送、テレビ新広島、テレビ愛媛、高知さんさんテレビ、テレビ西日本、サンテレビジョン、ラジオ関西、FM802、FM COCOLO
協賛/大和証券グループ、SCOグループ、兵庫日産
特別協力/クレラー=ミュラー美術館
協力/KLMオランダ航空
企画/ハタインターナショナル