「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督と「ラブ・アクチュアリー」の脚本家リチャード・カーティスが待望の初タッグ!
ビートルズの名曲に乗せて描くコメディドラマ、遂に日本公開!
売れないシンガーソングライター・ジャック(ヒメーシュ・パテル)が音楽で有名になるという夢をあきらめた日、世界規模で12秒間の大停電が発生。その間、暗闇で交通事故に遭ったジャックが、昏睡状態から目を覚ますと…《ビートルズが世の中に存在していない!?》
ジャックがビートルズの曲を歌うとSNSで大反響、世界中が大注目!ついにはメジャーデビューのオファーが舞い込んでくるのだが…。
わたしの“感想”

近年、クイーンやエルトン・ジョンなどアーティストの伝記映画が注目されている中…
『アビイ・ロード』50周年となるビートルズ、彼らの音楽たちはまた違った角度から音楽映画を届けてくれました。

“もし自分以外の誰もがビートルズを知らない世界になったら…”という設定、とてもユニークですよね。
後々知ったのですが、日本の漫画に「僕はビートルズ」という作品があり、物語に違いはあれど大まかなテーマはとてもよく似ているそう…
あまりにユニークな設定なのでこのことに触れずにはいられなかったのですが、どちらにしてもこの非現実的かつファンタジー要素のあるテーマを軸に、ユニバーサルが1本の映画を制作したことに…時代の変化を感じました。
短期間で世界中の人々に音楽を届けることのできる、SNS時代の今だからこそ描ける作品だとも思いました。
心に響く、美しいビートルズの楽曲たちを色々なアレンジで楽しむことができて、とても楽しい映画の時間を過ごすことができました。
わたしの“おすすめポイント”
- 謎の大停電。皆が知らなくなるのは、ビートルズだけじゃない!?
実は、謎の大停電で皆の記憶からいなくなってしまうのは、“ビートルズだけじゃない”というのも、物語が面白いポイントの一つ。イギリス発!あの世界的人気キャラクターや、有名ブランドの炭酸飲料まで!?
一体、謎の大停電とは何だったのでしょうか…。(笑)

- あの有名人たちが、本人役で出演!
本作は、エド・シーランとジェームズ・コーデンが本人役で登場することでも話題です。映画の舞台となっているサフォークはエド・シーランの出身地であり、主人公ジャックの“売れなかったミュージシャンが世界で成功するエピソード”や“恋愛模様”についてもエドがモデルになっているそう。
また、映画のためだけに「One Life」「Penguin」の2曲を楽曲提供していて、サントラ盤には収録されていないため本編でのみ楽しむことができるのもプレミア感満載です!

作品データ
監督/ダニー・ボイル
出演/ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ ほか
日本公開/2019年10月11日(金)全国ロードショー
配給/東宝東和
オフィシャルサイト
(C)Universal Pictures