『トイ・ストーリー4』アンディとの約束は…?【ネタバレ・感想・おすすめポイント】

9年ぶりの続編が公開!おもちゃの世界を舞台に描くピクサー・アニメーションの大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第4作。

▪︎簡単なあらすじ▪︎
ウッディたちの新しい持ち主となった女の子・ボニーは、幼稚園で作った“フォーキー”を家に持ち帰る。しかし、フォーキーは自分のことを“ゴミ”だと認識し、ボニーのもとから逃げ出してしまう…。ボニーを守るため、フォーキーを追いかけるウッディ。そこで待ち受けていたのは、一度も愛されたことのないおもちゃとの出会いや、かつての仲間ボーとの再会だった…。
今回のレビューは、大きなネタバレを含みます。




わたしの“感想”

Maika
目が釘付けになるくらい、進化を遂げたCG技術。表情が豊かで愛らしい。流石は、トイストーリーの世界★

長い間、ずっと愛され続けている「トイ・ストーリー」シリーズ。
オリジナルのキャラクターに加えて、回数を重ねるごとに新キャラクターが登場するのも楽しみのひとつですよね。今回も、フォーキーを筆頭にギャビー・ギャビー、ダッキー&バニー、デューク・カブーンなどのキャラクター達が仲間入り。
それぞれの個性が丁寧に描写されていて、エピソードひとつひとつが面白かったです。

以下、大きなネタバレを含みます。

キャラクター設定は素晴らしかったものの、いくつか気になった部分が…。

  • アンディとの約束

前作の最後、何回見ても涙が出てくるのです…。
アンディがおもちゃ達とお別れをする前に1人ずつ名前を呼んで、紹介をして、思い出を語りながらボニーと一緒に遊ぶシーン。
大切にしてね。』と約束をして、おもちゃ達はアンディからボニーの元へ…。特にウッディは、特別な描写でしたよね。
そんなウッディがボニーから見放されている状態から始まる今作。違和感以外の何者でもありませんでした。詳しい理由には、特に触れず。
物語の構成上、そうせざるを得なかったのか。おもちゃのブームや厳しい現実、移りゆく子供の気持ちを描きたかったのか。
敢えてこのような表現でアプローチするということは、必ず何かしらのメッセージが隠されていますよね。それをどのように受け止めるかは様々だと思いますが… ありのまま素直に受け止めてしまった私は、色々な意味で哀しい気持ちになりました。

  • ウッディの想い、みんなの想い

アンディを忘れられないウッディ、
いまはボニーのことを大切にしたい、
大切なボニーの大切なものを守りたい、
そのために背中のボイスレコーダーを手放すことも厭わない。手段を選ばない。
でも最終的には、本人の意思でボニーの元へは帰らない決断をした。
ボニーはウッディがいないことに気付くのかな…。
シリーズで築き上げてきた仲間とのお別れも、あっさりだったな…。
いや、ウッディも必死な気持ちを抑えきれず周りが見えていなくて一人で突っ走っていたな…。色々な疑問が残ってしまいました。
ウッディを踏みつけても何も思わないボニーの親のシーン、 そこに“そんな酷いことをしたらダメだよ”という観客へのメッセージがあるのならば、ちゃんと本編内で回収してほしかったなぁ…というのが正直なところ。

  • スピンオフではなく“続編”だからこその想い

感動の前作の続きとして公開された作品だからこそ、ここまで色々と想いが溢れてしまうのでしょうか。次回作があるのだとすれば、ここからどのような展開になるのか想像もつきません!
ウッディ目線でシリーズを楽しんできた私にとっては、すこし腑に落ちない描写となってしまいましたが、ウッディとボーの恋は応援したいし、個性溢れるキャラクター達を見ている時間は本当に楽しかった。そこは、間違いありません!!
きっとこれまで以上に、皆それぞれの想いを抱いて劇場を後にするだろうなぁ…。

わたしの“おすすめポイント”

  • “手作りおもちゃ”がシリーズ初登場!

ボニーが先割れスプーンを使って作った手作りのおもちゃ“フォーキー”。自分のことを“ゴミ”だと思っていて、目を離すとすぐにゴミ箱に入ります。
『不格好で不完全な感じを残しつつも、可愛らしい』というデザイナーのコンセプトを元に生み出された、これまでにない愛されキャラクターの誕生です。

  • ボー・ピープが帰ってくる!

かつてウッディたちの仲間だった羊飼い人形のボーが「トイ・ストーリー2」以来20年ぶりに再登場!本作のプロローグでは、仲間たちと離ればなれになる9年前の出来事が描かれていて、その別れがウッディにとってどれだけ辛かったのか…心情が明らかになります。

  • 感情を揺さぶる“映像美”

技術の格段の進歩により、これまで以上に豊かで深みのある映像表現が可能に!特に豪雨のシーンはそのクリアな映像に驚き、感動しました。アンティークショップや移動遊園地の情景にも大注目です。

色々ありながらも、やっぱり凄い!

色々と述べてきましたが、観終わったあと何時間も頭から離れない、沢山考えてしまう…というのは、それだけ作品の存在が大きく、注目されている証だとも思います。
あらゆるジャンルで『唯一無二』を生み出すディズニー。やっぱり凄い!!!

作品データ

監督/ジョシュ・クーリー
声の出演/トム・ハンクス ほか
日本語吹き替え版 声の出演/唐沢寿明 ほか
日本公開/2019年7月12日(金)全国ロードショー
配給/ディズニー
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