『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』トム・ホランド演じるスパイダーマン、最高!【感想・音楽】

大ヒットを記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台に、ピーター・パーカー=スパイダーマンの新たな挑戦と成長を描いた物語。

▪︎簡単なあらすじ▪︎
夏休みの研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーター(トム・ホランド)。思いを寄せるMJ(ゼンデイヤ)に告白しようと計画していた。楽しいはずの旅行先で待っていたのは、恐るべき敵との闘いだった…。
なるべく大きなネタバレにならないよう文章を作成しておりますが、感想やおすすめポイント等をまとめているためそのような表現・描写が出てくる場合もございます。




わたしの“感想”

Maika
映画を観ている最中に、「こんなに楽しい時間をありがとう。本当に幸せ。」と心が喜んでいるのを確かに感じました。

個人的に、今年はそんな映画に恵まれています。エンドゲームに始まり、アラジン、そしてスパイダーマン。今ざっくりと思い付いてここに並べた映画がすべてディズニー・マーベル関連だったのですが、やっぱり別格です。

スパイダーマンといえば、何故だか初期のトビー・マグワイアのイメージが相当強くてずっとそのまま止まっていたのですが、エンドゲームにちらっと出てきたスパイダーマンがあまりに可愛くて、それからというもの本作の公開をずっと楽しみに待っていました。
演じる役者さんによって、それぞれのカラーが楽しめるキャラクターだと思います。でも、これだけは言わせてほしい!トム・ホランド演じるスパイダーマンは、最高に最高を加えて、最高。ハマり役ってこういうこと。
どこか頼りない…だけど心優しくて、少しお茶目、いざという時には力を発揮する無敵のヒーローを見事に演じているなぁ…と。なんかもう、応援したくなる!!!

刺激や激しさの描写に偏りすぎるよりも、エンドゲームからワンクッション置くという意味で本作のテイストはちょうどしっくりと来た感じもします。コメディ的要素、ピュアなラブストーリー、アベンジャーズの存在、これまでの物語との繋がり、人間模様、ヨーロッパの文化…本当に色々な面から楽しめました。これは早くも次回作が楽しみです。

わたしの“おすすめポイント”

  • トニーから託されたヒーローとしての責任

師であるアイアンマンことトニー・スタークから託された、ヒーローとしての責任。本作では、様々な形でアイアンマンが登場!またトニーからピーターへ受け継がれた“ある物”が物語の鍵に。パワーアップしたスパイダーマンから目が離せません!

  • 美しいヨーロッパの街並み

友人のネッドやMJとともにヴェネチア、ベルリン、ロンドンを巡るヨーロッパ旅行に出かけるピーター。劇中では、ヨーロッパを代表する音楽とともに美しい街並みを体感することができます。まるで、観客である私たちも旅をしているような気分に♡

  • 所々に登場する“アベンジャーズ”の存在

「もしかして、このセリフって…!?」「ん!?このポーズ、どこかで見たことあるなぁ…。」アベンジャーズシリーズを1度でも見たことのある方ならきっと分かるはず!所々出てくる小ネタが最高に面白く、楽しいです。

  • ピュアな恋に急展開!?

思いを寄せるMJに告白するため、熱心に計画を練るピーター。彼女を想う優しい気持ち、一つひとつの行動に、キュン…。真っ直ぐピュアな恋は、美しい!

わたしの“注目” 『音楽』

OSTは、ホームカミングに続きマイケル・ジアッチーノが担当。全曲を通して、成長したスパイダーマンを彷彿させる、すこしスパイスの効いた楽曲が並びます。1曲目「Far From Home Suite Home」は特に、従来の“スパイダーマンのテーマ”からの卒業…と言っても良いのかもしれない。約8分30秒と長尺の中に、新たな旅を連想させる壮大なメロディーが連なっています。

またOSTとは別に、劇中で流れる音楽にも注目。
“ヨーロッパ旅行”がテーマとなる本作には、ヨーロッパを代表する楽曲が次々と登場します。
特に私のおすすめは、カテリーナ・ヴァレンテ「Bongo Cha Cha Cha」。イタリア・ヴェネチアの美しい街並みとよく合う陽気で優雅な一曲です。

作品データ

監督/ジョン・ワッツ
出演/トム・ホランド ほか
日本公開/2019年6月28日(金)全国ロードショー
配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
オフィシャルサイト

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