世界中の映画ファンを魅了し続ける、ディズニー・ピクサーの最新作「2分の1の魔法」が遂に劇場公開!
わたしの“感想”

『一度でいいから、お父さんに会いたい。』という主人公イアンの強い想いと家族愛を壮大なスケールで描いた本作。
この物語は、ピクサーの世界であり、ダン・スキャンロン監督の人生でもあります。

イアン、バーリーと同じような境遇で育った監督。『父はどんな人だったのだろう。自分は父に似ているのだろうか。』と思い、そして『もし1日だけ父に会えるとしたら、一体どんな体験になるだろう。僕と兄はそこから何を学ぶのだろう。』といつも考えていたのだそう。
物語の原点が、物語を生み出した人物にそっと寄り添っている…。そんな作品だからこそ、画面から溢れるくらいの愛と温かさを感じたのだと思います。

ハートフルな描写だけでなく、クスっと笑えるコメディ要素も自虐ネタも盛り沢山なのが流石はピクサー!
細かな部分まで追うと、きっとトリビアも数多く出てくるのでしょうね…⭐︎
主人公たちと一緒に、私たちも冒険に出掛けるような気分で楽しめる作品です♪
わたしの“おすすめポイント”
- 本作ならではの“魔法”のあり方
本作は、ピクサー史上初めて「魔法」をテーマにした作品です。
時の流れ、科学や技術の進歩、車や電気などの文明が発達した現代社会と“魔法のあった世界”を対比させながら物語が進行していきます。
物語に登場する魔法には特別な想いが込められているそうですが、それらは全て『内面の感情から来ている』ということ。イアンは、強い感情がこもらないと魔法が使えません。呪文があり、物があり、さらに感情がなければいけない…。心がこもっていないと使えない、という描写はまさに 本作ならではの特別な魔法だと思います。

作品データ
監督/ダン・スキャンロン
出演/トム・ホランド、クリス・プラット ほか
日本語吹き替え版/志尊淳、城田優 ほか
日本公開/2020年8月21日(金)全国ロードショー
配給/ディズニー
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