「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督が脚本を執筆したオリジナルの密室殺人ミステリー。
わたしの“感想”

究極の“ハイテンション・ノンストップ・ミステリー”という新しいジャンルに惹かれて劇場へ…。
というのは2番目の理由で、久しぶりに劇場でクリエヴァに会える!!というのが本音というか楽しみにしていた1番の理由。(笑)
ネタバレ厳禁ですが、ひとつ言えることはキャプテン・アメリカを卒業したからこそできる役ということ。そして、度々登場するセーター姿が…♡♡♡(笑)

もともとミステリーが大好きだった監督が、アガサ・クリスティーに捧げ100%オリジナル脚本で撮り上げた本作。
事件の起こる“前後”の時間を登場人物の証言を区切りに上手に使い分けていて、ややこしくなることも置いてけぼりになることもない… 結局、“誰によるどんな犯行なのか”わかりそうでわからない仕掛けに夢中になります。コンパクトながらも、独特の雰囲気やキャラクターが楽しめる作品でした。

皮肉に満ちたセリフ・描写の数々に怒りや冷たさを感じるシーンもありますが、逆にそれらの要素が作品に深みを増している…。ラストで見事に伏線を回収していて、鳥肌モノです。
のちに、ラストの演出は『偶然生まれたもの』と監督が明らかにしていましたが、それを公言するのも親近感があって良いですよね。
わたしの“おすすめポイント”
- ある意味、ヒーロー同士の夢の共演!? 豪華キャスト勢揃い!!
「007」シリーズのダニエル・クレイグ、「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エヴァンスら豪華キャストが出演していることでも話題の本作。
役は違えど、やっぱりボンドとキャップが過るのです… もちろん良い意味で⭐︎

- 映画好きでよかった〜。数々のオマージュにトキめく!!
油断をしていたら、見逃してしまうかも!? 本作の中には、映画やテレビ番組、そしてアガサ・クリスティー作品へのアマージュが沢山詰まっています。
例えば、暴走運転をするマルタにランサムが「ベイビー・ドライバー」と叫ぶシーンには、思わずニヤリ。
作品データ
監督/ライアン・ジョンソン
出演/ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス ほか
日本公開/2019年1月31日(金)全国ロードショー
配給/ロングライド
オフィシャルサイト
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