『アド・アストラ』時は“近い未来” 壮大な宇宙空間を描く!【感想・おすすめポイント】

ブラッド・ピットが初の宇宙飛行士役に挑み、製作も兼任した本格スペース・アドベンチャー。

▪︎簡単なあらすじ▪︎
地球外生命体の探求に人生を捧げ、宇宙で活躍する父(トミー・リー・ジョーンズ)の姿を見て育ったロイ(ブラッド・ピット)は、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。しかし父は宇宙へ旅立ってから16年後、海王星付近で消息を絶ってしまう。時が流れ… エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。軍の依頼を受けて父を捜しに宇宙へと旅立つが…。
なるべく大きなネタバレにならないよう文章を作成しておりますが、感想やおすすめポイント等をまとめているためそのような表現・描写が出てくる場合もございます。




わたしの“感想”

Maika
主人公が少しずつ“本当の自分”に成長していく姿が凛々しく、素敵でした。

果てしなく広がる美しい宇宙空間、静寂さと孤独感で溢れた作品。

時は“近い未来”。
飛行機で旅をするような感覚で、月や火星に行けてしまう…。ロケットの中で客室乗務員が接客をしていたり、観光で月に遊びにきている人々が記念撮影をしていたり、と夢のある描写が面白かったです。(現実的にはまだまだ難しそうですが…。)
しかし、SF映画のような描写はこれくらいで、全編を通して人間の心理的な部分が色濃く描かれているように感じました。じわじわとくるスリルさもあります。

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

なんといっても、主人公のメンタルが強い!とにかく強すぎるので、共感というよりはある意味“尊敬”の眼差しで見ていました。そんな彼が少しずつ“本当の自分”に成長していく姿が凛々しく、素敵でした。

わたしの“おすすめポイント”

  • プランBエンターテインメントがプロデュース!

俳優ブラッド・ピットのもう一つの顔は、映画プロデューサー。映画製作会社【プランBエンターテインメント】の経営者としても高い評価を受けています。
オリジナリティ、尚且つ作品の質が高いという部分では、数ある製作会社の中でもトップレベルです。
自らがプロデューサーとしても携わることで愛情深みが増し、より良い映画製作に繋がっていることが画面を通してよくよく伝わってきました。今後の作品も期待大です!

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
  • 新感覚!独特な宇宙空間の演出

感想のコーナーでも触れましたが、ほのかに香る非現実的で夢のある宇宙空間の描写も本作の見どころの1つ。SF映画のように全面的に押し出している感じではなく、あくまでほのかに!香るのです。
美術や装飾、色使いも近未来的でお洒落。是非、こちらにも注目して鑑賞してみてください♪

作品データ

監督/ジェームズ・グレイ
出演/ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ ほか
日本公開/2019年9月20日(金)全国ロードショー
配給/20世紀フォックス映画
オフィシャルサイト

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

ABOUT『映画とわたし』の運営者

【取材、撮影、記事作成など、Webサイト『映画とわたし』に関わる全てのことを担当】 兵庫県神戸市出身、関西大学卒業。大学在学中にシンガーとして音楽活動を開始。CDリリースや数々のアーティストのバックコーラスを経て、ディズニー映画『美女と野獣』の日本語版デュエットソングDAMガイドボーカル(第一興商)を務める。卒業後は、関西のマスメディアで業務に携わり、2019年には神戸のラジオブースでパーソナリティとして活動。2022年には、阪神百貨店で開催されたバレンタイン催事のイメージソング『Strawberry』を制作。