『アベンジャーズ
』シリーズをはじめ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の各作品で活躍した スカーレット・ヨハンソン演じる「ブラック・ウィドウ」が単独で主役を務めた作品が遂に日本公開!感想やおすすめポイントをご紹介します。

わたしの“感想”

ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)のイメージは、ただただ完璧で冷酷でプロフェッショナル、気の強い、クールな女性でした。本作品を観るまでは。
スカーレット・ヨハンソンの幅広い演技力も相まって、今はこれらのイメージに加えて「優しさ」と「心の強さ」と「愛」を持った真のヒーローへと変わりました。
エンドゲームで衝撃を与えた、ブラック・ウィドウとして、またナターシャ・ロマノフとしての決断。
その運命の選択まで 彼女の身に起こった様々な事柄を幼少期から描いた本作品は、イメージする人物像を180度変えてしまった超大作でした。
物語の時代設定は、アイアンマンとキャプテン・アメリカが激しく対立し、アベンジャーズが分裂している最中。MCU作品の時系列で言うと、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
」の間くらいでしょうか。
アベンジャーズとして皆が再び集結するまでの間、ナターシャは何をしていたのか…。それは本編で明らかになるのですが、想像を遥かに超えるハードなミッションをこなしていました。
そのミッションの中には、回想として過去に登場していた“レッドルーム”での出来事も大きく関係しています。

また、ナターシャの“家族”についても描かれていて、特に妹・エレーナは物語のキーパーソンとも言える重要な存在として登場します。
個人的には“父”レッド・ガーディアンに注目していて、彼の醸し出す独特のオーラがコメディ要素満載で面白かったです。
もちろん“母”メリーナも良い味を出しています。どこか謎めいた雰囲気を持つ女性であり、メリーナの“本当の顔”は原作からも色々と予想されていますが、今後他の作品でも登場するのでしょうか。
度重なる公開延期により、フェーズ4の物語構成にも少しばかり影響が出たようですが、
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を観てから本作品を観ると、より楽しめると思います。ちょっとした、“イースターエッグ”が待っていますよ!
【痛みは人を強くする】
どうしてそんなに(心が)強いの?と、メリーナがナターシャに問い、彼女が出した答えがこの言葉。
本作品の全てを物語っています。
わたしの“おすすめポイント”
- ナターシャの“家族”と“ ブダペストでの出来事が遂に判明!
これまで“天涯孤独”の描写が多かったナターシャに“家族”がいたことが判明。ナターシャ初の家族ドラマとしても大注目です!
また、『アベンジャーズ
』でクリントとの会話の中に出てきた“ブダペスト”に関するとある出来事も、本編に大きく関わってきます。

- コピーの達人の正体とは!?
正体不明のヴィラン「タスクマスター」は、あらゆる身体戦術を見ただけで真似してしまう凄技が武器。これまで、アベンジャーズのヒーロー7人の戦術をコピーしたことが判明しているそうです…!!
誰のどんな技かは、是非本編を見て確かめてみてください♪
作品データ
監督/ケイト・ショートランド
出演/スカーレット・ヨハンソン ほか
日本語吹き替え版/米倉涼子 ほか
日本公開/2021年7月8日(木)全国ロードショー
2021年7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセスで公開
配給/ディズニー
オフィシャルサイト
(C)Marvel Studios 2021